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こども政策ってなんだ!?

どうやら、我が国に
「こども家庭庁」
という名前の省庁ができるらしいことが
閣議決定されました。
これから、国会で議論が始まるらしいです。

はてさて、冗談みたいな名前のこの省庁は一体何をするところなのか?
疑問に思ったので早速リサーチしてみました。
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_seisaku_suishin/index.html
ふむふむ、3秒で眠たくなる。
(パンフレットの方が見やすいと思われるので参考までに↓)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_seisaku_suishin/pdf/betu2_kodomo_siryou.pdf

このダサダサのパンフレットに書かれていることを要約すると、
子供の虐待や不登校の問題を子供の目線で解決したいという趣旨らしい。

いやしかし、ちょっと待ってほしい。
国会で審議するのは、
子育てをとっくに卒業した、現役から遠く離れた
しかも
子育てに参加したことないだろうと思われる
昭和初期生まれの禿げたおじいちゃんではないか。
そして、うちのおじいちゃんに聞いても子育てに参加したことないから、
何にもわからないと思う。

しかもデジタルデータを活用しよう!
ということがうたわれているのだが、
我が国の国会が一番デジタル化されていないというこの現状(紙の原稿読んでるし)
社会にはリモートを推進しろといいつつ
国会議員はリモートできていないというこの現状。

いっていることとやっていることが違いすぎて
もやはギャグにしか見えない。

例えば現実問題、
いろいろな事情で学校に通うことができないこども(不登校)が
義務教育の中で29万人いる。
そしてその数は子供の数は減っているのに、
不登校者数は急速に伸び一年間に2万人増えている

これを考えると、
学校という仕組みを早い段階で変えていかないといけないと思うわけですよ。

無茶スピード感を要求されているのに、
学校行政は文部科学省、不登校問題はこども家庭庁
みたいな分けてどーする?
2つに分けたら余計ややこしくなる気がする。

そして、子供の虐待というのは、
とても見えにくい。
「家庭の問題に踏み込むな」的な日本人的思想があるかぎり
虐待の問題はデータでは可視化できない。
と単純に思う。

DX=データを政策に入れ込むにも、
何もデータ化されていない日本の現状は分析しようもない。

子供政策とは何のためにするためにあるのか?
何がしたいのか?
結局のところよくわからない。

「子供のために」省庁を作るとかって、いってるんだけど
それって、突き詰めると社会全体のためだということだと私は思います。

普通の子供が一般企業に勤めると生涯賃金で約3億円稼ぐとすると
何千万という納税が生まれます。

もっというと、起業家が育ち何百億円を稼げば、何十億円という納税が生まれるわけで
子供行政を充実させることの意味は
お金のことだけで考えても充分投資がいのあることだと考えます。

お金のことだけいうと1mmも夢がないので、
子供一人一人が立派に育てば、、、どうでしょう?
子供がやりたい仕事が自由にできるような社会にできれば
明るい未来になると思うんだけどな。

はてさて、教育問題をすごいスピードで変革できるような人が出てくるのか?来ないのか?

子供が豊かに暮らせる国っていうのは、
なんだか夢があるじゃないですか。
ワクワクする。
そういう国になるように、国会では議論してもらいたいけどな。
これからの議論を見守りたいと思います。

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