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薬に頼らずアトピー性皮膚炎が治った方法

きっと、これまであなたは、ステロイドを何の疑問もなく塗ってきただろう。
そして、今はステロイドなしでは生きてけないかもしれない。
むしろ、脱ステロイドが怖いとさえ思っているかもしれない。
そんな私が、ステロイドを使わなくて良い日がくるのだろうか?
そう思っているかもしれない。
ステロイドを使うことに罪悪感を感じることがあるかもしれない。

そんなあなたへ。

「諦めないでほしい」

人間の体は治るようにできている。

ここに、私がプロフェショナルホメオパスとして携わってきたアトピー性皮膚炎と診断された患者ご家族の経験と、具体的に行った家庭でのお手当をご紹介する。
ぜひ参考にしてほしい。

アトピーとどう付き合い、どう脱出していくか
自然療法メソッドによるアトピー性皮膚炎の見方

目次

1 そもそもアトピーとはどういうことなのか?

よく聞かれる質問に、
「アトピーって治りますか?」
というものがあります。
実はアトピーは治る治らないではないのです。

なぜなら・・・・
\アトピーは病気ではない/
からです。

え?
とか
は?
とか思うかもしれませんが、実際は皮膚の病気ではないという考え方を私はしています。

皮膚の病気であると思うと治ることはありません。
アトピー性皮膚炎は、西洋医学のお医者様は難しい分野です。
アトピー治療を得意とする皮膚科医は実はそれほど多くはいません。
なぜなら、西洋医学の世界では、アトピーの機序は未だ解明されていないからです。

これまでアトピー性皮膚炎の研究というは、40年以上続けられてきていますが、
世紀の大発見は起きていません。

西洋医学では、アトピーとは
かゆみを主症状とする「慢性再発性炎症皮膚炎」です
日本皮膚科学会の定義によれば
「増悪・寛解(良くなったり悪くなったり)を繰り返す かゆみ のある湿疹を主病変」とする疾患であり
「患者の多くはアトピー素因」を持つとされています。

はい。

はいはーーーーい

ここで反論があります。
アトピー性皮膚炎と診断されたご家族のご兄弟が全員「アトピーだ」と言ったケースは非常にまれです。

そもそも、
何年も
何十年も、
ステロイドを塗って
「治らない」
のだから

皮膚の病気とは違うのだということに
そろそろ
気づかないかなぁ
というのが本音です。

西洋医学では皮膚の症状「だけ」を見て、
良い・悪い
よくなっている、悪くなっている
ということを判断し、
もっと強いステロイドにしよう!
などと判断する、
その「基準」
を見直していく時期にきていると思うのです。

皆さんにお伝えしたいことは、アトピーは皮膚の病気ではないということです。
症状の意味を正しく理解し、体質改善をすることで、症状をコントロールすることは可能です。

2 赤ちゃんは綺麗な肌だという幻想


生後から1歳までの間に出る乳児湿疹というものがありますが、
お母さんはこの乳児湿疹がとても心配です。

周りの大人たちも少しでも湿疹があるとものすごく心配します。
ここで皮膚から出るぶつぶつが排出であると認識しているかしていないかが
大きな分かれ目になってきます。
乳児湿疹というぶつぶつを、
「いらないものを出しているんだね~」という認識がないと
すぐに病院に行くことになるでしょう。

乳児湿疹を早期から出す赤ちゃんは今とても増加しています。
だいたい昔ならばだいたい1歳になった時にでる「突発性発疹」という
誰でも起こり得る熱と発疹で発散していたものが
今は、生後数週間から出るようになっています。

ほっぺたから始まり、全身へ。
お母さんはとても悩んでしまうのです。

でもよく考えてください
毒物まみれの日本において、排出がない子の方が少ないのです。
昔よりも食品添加物の種類は増え、遺伝子組み換え食物が流通し、
農薬の量もどんどん増えています。

安心して食べられるものがどのくらいあるでしょう?
安心して住める場所がどのくらいあるでしょうか?

赤ちゃんがお腹にいる時にどんなものを食べ、どこに住み、どんなストレスを抱えていましたか?
それがそのブツブツの正体です

アトピー体質の人は、生まれつき角層バリア機能が低いと言われていますが、
赤ちゃんはもともとバリヤが強いとは言えません。
私たち大人のつらの皮と赤ちゃんの皮膚は違うでしょ。

弱い皮膚だから、
こそ
いらないものは出て行きやすい。

そしていらないものを塗らないでほしい。
乾燥しているから保湿剤?
いりません
お風呂で石鹸洗い
しなくて良いです
日焼け止め
塗らないでください。
やればやるほど、皮膚はどんどん乾燥し、荒れていきます。

赤ちゃんの皮膚はみんながみんな綺麗ではないですし、
むしろ3歳くらいが一番プニョプニョしている子もいます。

あまりにもお母さんが、心配でストレスだったらお近くのホメオパスにご相談して見るのをお勧めします。

3 巷に出回る様々なアトピーの原因と真実

何もしない自然療法がいい。

そう思われてこの記事にたどり着いている方も少なくないと思います。

  • 紫外線を当てる
  • 温泉療法
  • 漢方
  • はり、お灸
  • ホメオパシー

など様々な民間療法が存在します。

けれどもよく考えてください。
「何もしない自然療法がいい」
ここが何か不自然なのです。

よく、ステロイドを使いたくないからどうすればいいですか?
と聞かれます。

こういう方の傾向は私からすると
ステロイドはなんか悪い気がする。だからステロイドの代わりになるお薬、そーねー漢方とかはどうかしら?
薬じゃないし。
となるわけです。

漢方も薬ですし、
要は抑圧する手段をステロイド以外に探しているに他ならないのです。

この手の方達は、
とにかく肌のかゆみから解放されたい
楽にぶつぶつをどうにかしたい

本当の自分のアトピーの原因から目をそらし
そのぶつぶつを作る生活習慣を変えないで、
痒くならない方法だけが知りたい

例えるならば、
ダイエットしたいんだけど、
食事制限とか、運動とか嫌い
だからなんとかしてほしい

と言っているのと同じです。

ダイエットしたいんだったら
いつから太り始めたのか
何キログラムにしたい
食事で見直す点はあるか
自分にあった運動方法はないか

考えるはずなんです。

だからアトピーも同じで
いつから肌がこうなっているのか
ステロイド歴があるのか
肌荒れが起きやすい食生活、不自然な食べ物は食べていないか
化粧品は界面活性剤のものを使っていないか
など全体的な見直しが必要です。

温泉だけでアトピーが治るというのは誤解です。
紫外線だけでアトピーが治るというのは誤解です。
●●だけでというのは決してありえません。

なぜならアトピーの病理というのは深いからです。

4 どうやったら治って行くのか

私はこれまでホメオパスとして数多くのアトピーの方と向き合ってきました。
向き合ってきたというのは、アトピーはすぐには治らないから治るまで向き合うということです。

かゆみが辛くマインドが落ちた時には助けあう。
そうしていくうちに、多少のかゆみにはめげないマインドがつきます。

10歳未満のお子さんはとにかく治っていくスピードが早いです
そもそも、アトピーに対して「気にしていない」人が多いです
けれども10歳を過ぎて中学生になるとそうはいきません。

周りからの目線が気になって
夏なのに半袖を着ることができなかったり
汗を掻くと痒くなるから、体育の授業をおやすみすることもあります。
「きにする」ようになるのです
そうなると排出がうまくいかず、治るスピードもトーンダウンしてしまいます。

一番おしゃれをしたい年齢の子がおしゃれできない辛さ
わかるよ~
でも一生を棒にふるわけではないから
20代でキラキラおしゃれできるように頑張ろう!って
言います。

私はホメオパスとしてアトピーの方達には深いカルテを描いていただいています。
まず、摂取している食事
ステロイド歴
マインド
ストレス
これまで取ってきた薬
などです。

この抑圧の歴史が治っていくまでの好転反応を予想することができます。
「ホメオパシーをしたら必ずかゆみが戻ってくる。でもこれは排出だ」
「私の自然治癒力が動いているってことだ」
ということがきちんと理解できてからしかホメオパシーを処方することはありません。
最後は自分が持っている自然治癒力が治していきます。
だってよく考えてみてください

転んで怪我した時、誰がその傷を治すんですか?
自然治癒力ですよ。

自分が持っている自然治癒力が働き始め、生活習慣の改善により
治る道に入っていきます。

ステロイドを使っても
自分にマッチした自然療法を使っても
結局必要なのは生活習慣の見直しになります。
「私はこうするんです」と聞く耳を持たない人は何をしても治りません
きちんとアトピーと向き合うために体質改善は必ず必要になります。

  • 日中の過ごし方
  • 食べ物
  • ストレスの量
  • 運動
  • 睡眠

これは、お医者様や私たち自然療法家にもコントロールできるものではありません。
でここが大事になってくるのです。

5 アトピーが増加、重症化している原因

現代のアトピーの原因はとても複雑で、クライアントさんにしっかり話を聞かないと原因がわからないことが多いです。
これまでみてきた中で印象的だったのが
お子さんが3人いて、3人目の妊娠中に家を新築されました
そしたら上のお子さん2人にはなんとも症状がないのに
一番下のおこさんだけが生まれた時からすごい肌荒れだったのです。
上のお子さんと下のお子さんの違い妊娠中の家の新築でした。
そのことが原因だとピンときて、ホルムアルデヒドという新築家屋に必ず使われる接着剤の害の排出を試みたところ
みるみるうちに肌が綺麗になっていったのでした。
このような環境病と言われるものが最近増えてきています。

環境病をまとめますと

  • 放射能
  • 農薬
  • 殺虫剤
  • オゾン層破壊
  • 工場の排煙
  • 自動車の排気ガス
  • 食事の欧米化
  • PM2.5
  • ホルムアルデヒド

などが挙げられます
これらは、体の中で「活性酸素」と呼ばれる
炎症の原因となるマッチのようなものになります。

そして体の中に、悪い「油」が体にあると、一気に炎症が広がっていきます。
体に悪い油というのは、マーガリンであったり、植物油脂(ホイップクリーム)のような不自然な油のことです。
これが体の中から炎症が広がっていき、重症化していく原因となります

このため、食生活を改善せずしてアトピーの完治はありません

6 薬に頼らずアトピーを治す方法

具体的に何を行なっていけばいいのか整理していきます。

●食事で気をつけること

  • 口にしてみて皮膚の炎症が悪化した食品は避ける。
  • 個人差が大きいので自己の経験を元に何が自分の皮膚の炎症に影響を与えているのかを知ることが大切です
  • ○日本食(日本食って、ご飯とお味噌汁、お漬物のことで決して特別なものを必要としません)
  • ○お野菜(特に玉ねぎとキャベツをオススメしています)
  • ×コーヒ、チョコ
  • ×肉類
  • ×お菓子(ポテトチップスなど)
  • ×タバコ
  • ×乳製品
  • ×小麦(パン、パスタ、うどん)
  • ×酸化した油
  • ×ホイップクリーム、植物油脂
  • ×マヨネーズ

厳しい食事制限がストレスになるようだったら、時々は気を緩めて食べてみてください
そして皮膚にかゆみが出たら、今までやってきたことは自分にあっていたと確認できるでしょ。
お肉はなるべく控える。お肉を一ヶ月に1回食べるかどうかを悩むくらい頑張って制限してください。
レストランに入って思わずハンバーグ定食を食べてしまうようならまだまだです。

●生活習慣で気をつけること

  • ×寝不足
  • ×過労
  • ×ストレス
  • ×アトピーのことだけを気にしすぎる生活
  • ×消毒
  • ×便秘
  • ○菌活
  • ○太陽に当たる(紫外線は一個も体に悪いことをしません)
  • ×日焼け止め(界面活性剤が入っているので皮膚バリヤを破壊します)
  • ×化学繊維の服(静電気が発生します)
  • ▲入浴(温かいお風呂に入ると皮膚状態が悪化する人はぬるま湯にしてください)

ストレスはかゆみの元を増やしてしまいます

●環境による影響

  • ×新築家屋
  • ×工場の排煙
  • ×放射能
  • ×農薬
  • ×殺虫剤
  • ×オゾン層破壊
  • ×自動車の排気ガス
  • ×PM2.5
  • ×ホルムアルデヒド

環境による影響は避けられるところは避けるように気をつけましょう

●これはオススメ!


腸活

腸は私たちの大事な腸内細菌と免疫の80%をになってくれています。皮膚の状態は蝶の状態に尽きる。
便秘をしていると、せっかく体の中から悪いものを出そうとしているのに足止めされてしまいます。
なので腸活は超重要なのです。
腸の状態が改善されると皮膚は随分と良くなってきます。
強い皮膚にしたかったらまずは、腸を活性していきましょう

7 まとめ

アトピーとは体に溜まった毒物の排出です
アトピーは病気ではありません。
皮膚は体の中では、最も再生力があるからこそ、そこに症状が現れます

皮膚の症状は体の中の状態の結果です。
だから治すべきは体の中、つまり
腸であったり
血液そのものであったり
内臓と言われる臓器であるのです。

5歳以下のアトピーはそんなに難しく考えることもありません。
一人で悩まずに、お家の近くのホメオパスにご相談されることをお勧めいたします。

アトピーについてもっと詳しく知りたい方は、こちらから講座を受けることができます。→オンラインスクール

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