
減塩、野菜中心、カラダに良いといわれる食事をとった結果・・・。
おはようございます
ママのホームドクターレッスン高木智実です
先日知り合いの方が、突然動けなくなってしまい
救急車で運ばれて入院してしまいました。
30代の若い女性です。

病院では血液検査が行われ、
検査の結果は、ビタミンB1の不足でした。
ええーっ!!
栄養素の不足で動けなくなったの〜??
と、驚いてしまったのですが
何を食べていたか聞いてみたところ、
健康に気をつかっているとのことで、
食べているものは野菜中心で、
動物性たんぱく質(お肉類ねっ)は
あまり摂取されていないご様子でした。
しかも家では減塩を徹底されていたとか。
数週間前から脚気のような症状が現れていました。
脚気って、白米を食べるようになってから現れた
戦前の日本で有名な国民病です
玄米食だった頃は脚気という病気はありませんでした
というのは、玄米・ごまにはビタミンB1が多く含まれているからです。
そのほかビタミンB1は豚肉に多く含まれていることが有名です。
だいたい、動物性たんぱく質に多く含まれています。
ビタミンB1の何が重要かというと、
エネルギーの元となる糖が
エネルギーに変身するのに必要な補酵素(お手伝いさん)なのです。
お手伝いさんがいないと、
糖からエネルギーに変換できないので、
体が動く元となるエネルギーが作り出せません![]()
こんなに栄養豊富な日本に生まれ育ちながらにして
脚気になってしまうとは・・・![]()
この方は、世間一般的に体に良いと言われている食事を
30年間続けてきたわけですが、
結果栄養不足ということに見舞われてしまいました。
ここがポイントなのですが、
野菜中心の食事にすることは、
その方のライフスタイルにあっていれば全然構わないと思いますが、
野菜のみだと、このように不足する栄養素があることを知っておくべきだと思います。
欧米ではベジタリアンの方が多いですが
必ずビタミンB1のサプリメントを摂っています。
何かに偏りすぎることが、
何かの栄養素を不足させる原因になります。
元気であればなんの問題もありませんが
このように体に不調が現れるレベルの食事が
この方にとっての体に良いとは限りません
どんな健康法にも言えることなのですが
体に良いとは
あなたにとって体に良いこと
なので、ほかの人にとって良いとは限りません。
なので人にオススメするときにも注意が必要だということです
まずは、自分の健康を維持できるようにしましょうね![]()



