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私の想い

学びなおしをすることで得られる人生観の変化

最近学びなおしというキーワードが多くささやかれています

あなたは学ぶこと好きですか?

私は、好きです!!

なぜなら、新しい世界がひろがるから

では今なぜ学びなおしなのでしょう?
学ぶべき理由とはなんなのか?

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目次

1 話題のレポート

2017年の5月非常に話題なったレポートがあります。
経済産業省の次官若手プロジェクトが発表したもの
「不安な個人、立ちすくむ国家」
~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか~

http://www.meti.go.jp/committee/summary/eic0009/pdf/020_02_00.pdf

このレポートにかかれていることをかりつまんで説明すると、

 

今の社会システムというのは
高度経済成長期まっただなかの
1960年代の日本社会
を前提につくられたもの

サラリーマンと専業主婦で、定年後は年金暮らしという
いわゆる「昭和の人生すごろく」というモデル
このコンプリート率は大幅に下がっています

 

今後は人生100年
二毛作、三毛作が当たり前なのに
昭和標準モデルを前提に作られた制度と
それが当然という価値観が絡み合って
なかなか変化が進まない
さてこれはいったいどうしたことか?

というレポートです。

これが面白い。
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2 ライフシフトという本

ライフシフト
~人生100年の人生戦略~
という本、社会的に話題になっています。

 

これから訪れる長寿時代の生き方について、
これまでの人生観にとらわれれず、
新たな人生設計を提言する本です。
自民党の小泉進次郎議員が言及していることでも話題になりました。

この本にも同様のことが書かれています

 

●ライフステージの変遷

人間のライフステージは文明の進展とともに分化してきました。
かつて人間のライフステージには「子供」と「大人」の2つのステージの
概念しかなかったものが、
戦後には、大きく言って3つのステージに分かれるようになりました。

人間は生まれると20代前後まで公教育かそれに準じる教育を受け、
会社に入り定年まで働き、
リタイアメントの時期を経て人生を終えるというものです。

●人生100年時代のライフステージ

長寿命化が進展すると、
生きている間に社会の変化を何度も経験せざるを得なくなり、
これまでの3ステージの考え方では通用しなくなる、
というのが本書の主張です。

 

典型的な例で言うと、
定年まで働くつもりで入社した大手企業が経済の大きな変化や
組織の劣化によりつぶれてしまったり、
定年を待たずして会社を去ることを余儀なくされるケース、
すでに出てきていますよね。
こうしたことを何度も経験するのがこれからの世の中というわけです。

 

本書では、これまでの3ステージに変わる
あらたなライフステージを提案しています。

(1)エクスプローラー
(2)インディペンデント・プロデューサー
(3)ポートフォリオ・ワーカー
です。

(1)エクスプローラー

「エクスプローラー」とは、
これからなにやるかを見いだすために、
教育を受けたり、旅に出たりと(主に)無給で活動するステージです。
いっとき揶揄混じりに「自分探しの旅」なる言葉が流行りましたが、
まさにあのイメージだと思います。

本書では再教育・再出発のために必要なステージとして、
肯定的に論じられています。

(2)インディペンデント・プロデューサー

インディペンデント・プロデューサーとは、本書の定義では、
職を探す人ではなく、自分の職を生み出す人
となります。
生計を立てる程度の小さな仕事を自分で作ってこなしつつ、
学習を続けるステージと言うことになります。

新規要素を含むような案件を受託したり、
そういう自分のサービスをはじめたりして、、
少しずつ技術の引き出しを増やしていくようなイメージ
なのではないかとおもいました。

こういった職業観は、他の人も指摘していて、
たとえば、経済学者の野口悠紀雄氏は、
IT革命自体が、回帰的な性格を強く持っている。
それは、産業革命以前の世界、
つまり小規模な独立自営業者の経済への回帰である。
「時代の偉大な循環が再び始まる」のである。

仮想通貨革命—ビットコインは始まりにすぎない

と書いていたり、イケダハヤト氏のブログによると、

「 大正時代の資料には、日本には35,000種くらいの仕事があったそうです。
それが現在、2000ちょっとくらいに激減しているらしいのです。 」

しかしながら、これからの時代は多様な職業が社会に現れ、
その数は35,000種を優に超えると予測します。

 

(3)ポートフォリオ・ワーカー

何かの分野である程度実績を積んだ人が、
講師のような後進を育てる仕事だったり、
地域のコミュニティに専門分野で貢献したり、
複数の役割を同時期にこなすステージです。

 

人生の選択肢の多様性を維持するための戦略をとるステージと
理解しました。

ライフステージは逐次処理から状態遷移型に
これまでのライフステージは年齢の進行と
対応関係となっていました。

 

10代ならティーンエイジャー、
20代から60代までが労働者、
と言った具合です。

 

本書の内容をIT技術者風に解釈すると、
これからは年齢に関係なく、
上記3つのステージを人生観の命じるまま行ったり来たりする、
プログラミングで言うと状態遷移図のような人生を送ること
になると論じられています。

 

●100歳ライフを生きるための資産とは

長寿化、高齢化というと年金、
老後の蓄えといった金銭的な問題がどうしてもクローズアップされがちです。
本書では100歳ライフを生き延びるための資産を、
金銭や不動産などの有形資産と、
それ以外の無形資産に分類し、
無形資産の重要性を説いています。

 

無形資産は大きく分けて

・生産性資産(職業スキル)
・活力資産(健康)
・変化試算(人的ネットワーク、新しい事へのチャレンジ精神、行動力)
に分けられてします。

孤独死した老人の銀行預金を調べてみたら、
とてつもない額の貯金があった、
といった話を聞きますが、
まさに有形資産があっても無形資産が乏しかったがために
寂しい末路を迎えた例だと思います。

 

特に本書で特徴的なものは、「変化資産」です。

ライフステージを切り替えて、
変化に適応するために必要な資産として定義されており、
100年ライフでは重要度が増すとしています。
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3 第二のキャリアを創造する

ここでレポートの話にもどります

人生100年で
ある年齢に達すると仕事を辞めて引退というのが
制度に縛られた価値観で

スキルを磨き続けて健康な限り
社会参画しましょうと
訴えているレポート

こういう発想じゃないと支えられない

100年を考えると
60歳からの転職は、普通にあるんじゃないか。
第2のキャリア
セカンドライフは引退ではない時代になってきます

 

なぜ学びなおす必要があるかというと
当たり前に求められる能力が変わり続ける

何でそれが変わるかというと
当たり前に
今の社会の環境自体がなんだか昔よりすごく早い
新しいモデルが次々でて、競合も激しい
ものすごく頑張っているのに追いつかない。
そんな感覚をもっているのではないでしょうか?

そんだけ変化をしているというのは
そのスピードと一緒に成長して普通だということ

逆に学ばないと
その変化からのギャップが大きくなる

社会の変化と同じスピードで成長して初めて
その時代の能力にあっている

だから学ばないといけない
そうしないととりのこされてしまう

絶対にいまの職業は減っていく

野村証券が出しているレポートの中で
日本の労働者の49%が人工知能やロボットで代替可能

欧米に比べて
生産性や業務標準化が進んでいない。

どんな仕事がAIに代替されてしまって
どんな仕事が人間に残るのか?

パターンがあってマニュアルができるもの
過去データがあって分析ができるものは人工知能が得意
パターン化された仕事はなくなる

アナウンサーなどのやりとりというのは、AIではできない。
人の感情を感じるとか
相手を察してコミュニケーションをとる
データがない領域、パターンがないもの
仮説を立てる、は人間にしかできない

10年後この先副業解禁
国が進めている
いろんな人がいろんな企業に属しながら
という働き方
法律もそれに追いついていくでしょう

4 まとめ

これだけスピードの
速い時代をワクワクしながら生きようとするには
学んだ分だけ新しい世界が見える
ということにつながる

ネガティブにとらえるのではなく
変化の速い楽しい時代なんだと思うこと

逆にこんなに楽しい時代はない
3つの時代をいっきに生きている

せっかくならワクワクいこう

 

 

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