中学3年生男子刺殺事件に思うこと
みなさんも今朝見られたニュースの中で衝撃を受けたかもしれません。
中学3年生の男子生徒が、同学年の男子生徒の腹部を包丁でさすという事件が起きました。生徒は残念ながら死亡をしてしまいました。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6410654
想像するだけでも、怖いことだと思います。
関係する児童、ご父兄に安心が届きますようお祈りしたいとおいもいます。
さて、この事件の背景に何があったのか?
逮捕された生徒さんは、いじめがあったと供述しているそうです。
こうなると、刺された側がいじめた側となってしまい、さした側に同情を寄せられることになるかもしれません。
報道では2年生の時のLINEのやりとりが引き金となったとありました。
いじめたことを今から調べ上げる。
もーね、それではなーーーんにも解決しません。
私はこの背景には、生身の人と人とのやりとりの少なくなったことが大きな原因にあると思うんです。
刺すことの前に、
感情を表し喧嘩するとか、
小さないざこざがあってこその学校なのに、
それさえ許されない環境がある。
思春期真っ只中の子供達は、
溢れる気持ちを叫んだり、
感情と感情をぶつかり合わせて喧嘩したり、
当然だと思うのです。
コロナ禍でそういったやりとりがLINE任せになってしまい
すれ違ってしまったのか・・・。
親子の愛情がとぎれてしまったのか・・。
大人だったら感情の処理をできますが
子供はそうはいきません。
ちょっと前にもうちの子供が上靴を隠された事件がありましたが、隠した側は、強い思い込みと本人の感情の履け口が上靴隠しに至ったということでした。
隠した本人曰く、「2年生のときに消しゴムを隠されたと思ったから」
うちの子が消しゴムを隠していた事実もなく、ただの思い違いだったのですが、
気持ちをうまく処理できずにひねくれてしまう・・・こういう子供たちが増えていることを示唆しているんだと感じます。
「感情をうまく処理できない・・・」
「相談する相手もいない・・・」
そういう子供達にに親は心を配れていたのでしょうか?
子供は感情をうまく表現できません。
だから、それが食欲に現れたり、体調に現れたり、ときには学校にいきたくない、という言葉に現れるかもしれません。
中学生くらいになれば寂しさから万引きに走る子もいます。全てがSOSです。
お互いに心を配れる大人でありましょう。
心のSOSがあったときはどうぞ寄り添ってあげてほしい。
今回の事件は、親が子供に心を寄せるきっかけになってほしい。
そして、これから始まるAI時代にこそ生身の人間の感情がわからないと、生き抜けません。自分がわからなくなってしまします。まずは自分を自分の中心に起き、家族の心をいやしてみましょう。