子育てってなんだろう
子育ては喜びであり幸せであり、
時には苦悩を抱えます。
でも、子供を育てるコツを知ると、
子育て中の人だけでなく、
社会生活においてのコミュニケーションにおいても大きな糧となるはずです。
人生で最も辛いことは親子関係が上手く行っていないことです。
いくら社会的に認められても、身近な隣人と上手くいってなければ、
知らず知らずのうちに自分を責めてしまうものです。
父親を許せていますか?
母親を許せていますか?
ご兄弟を許せていますか?
子育てが分からない。
そんな親も多いのではないのでしょうか?
なぜならば、大人は子供の経験はありますが、親になった経験はありません。
全てが初めての経験。
どんな風に育てたら良いのか?
どんな言葉を掛けたら良いのか?
叱って良いのか?
叱らない方が良いのか?
また、この叱り方は正しいのか?
それとも間違っているのか?
いつも手探りで体当たりです。
気づけば感情の赴くままに子供を叱りつけ、
重たい空気の中で暮らしていることもあるでしょう。
そんな人も少なくないはずです。
そもそも、子育てってなんでしょう?
よくよく考えてみると、そんな事は学校でも教わったことがありません。
育てるとは、その人の自己を引き出してあげる事です。
何をしたいのか?
どうなりたいのか?
どこへ行きたいのか?
それが育てるという事なのです。
育てるの関係は上下関係で縛るのではなく、
お互いを認め合う信頼関係になります。
一方で、勘違いしやすいのは、教育
教育というのは、服従の関係になります。
服従の関係は叱る、怒るといった関係です。
あなたはどちらを選択していますか?
よくこんな話を聞きます。
『うちの子供は全く勉強しない』
それは違います。
子供が勉強しないのではなく、勉強したくなるように親が育ててないだけなのです。
自ら勉強したくなる様に育てられなかったから
子供に『あれしなさい、これしなさい』と教えます。
だからずっと教え続けないといけなくなるのです。
では、どうやって育てたらよいのでしょうか?
そもそも、あなたは怒る人の事を好きになれますか?
なれませんよね。
なのに怒る?
どうしてか?
育て方が分からないからです。
また、何を育てれば良いのかも。
子供達は成功する種はすでに持っています。
その種に太陽の陽を当て、水をやり、栄養を与える事です。
そうすれば子供は自ら育ちます。
種に叱って、怒って、命令しても育ちません。
ひまわりが太陽を見るように、あなたが太陽になればあなたがやっている様に育つものです。
育てるときは期待することは大切です。
では、期待とは何と書きますか?
期を待つと書きます。
自分もやっとその歳で分かるようになったのに、子供の頃から分かっていたかのように怒る。
だから、いう事を聞かないのです。
期を待つとは、今すぐ言いたい気持ちを抑えて、共に期が熟するのを待つ。
それが教育というのです。
また、自分は出来るのに子供はできない。
この比較がさらに感情的にさせます。
自分は出来るから優秀で、出来ない人間は劣っていると考えがちですが、
本当に優秀な人間とは人や社会を育てきれる人間のことを言います。
これまでの話で共通することがあります。
それは、頭で考えることではなく、心で感じる事という事です。
それが育てる事です。
なぜなら、それが成功者の条件だからです。
また、明るくしなさい、積極的にしなさい、感謝しなさい。
頭じゃ分かっているけど、出来ない。
そして、悩み、苦しみ、誤解されて自信をなくす。
このことから分かるように、苦しい、悲しい、不安と言ったネガティヴな感情は穢れです。
逆にいつでも明るく元気に笑顔でいれる状態。
これを清らかな状態と言います。
これは、単に成功するだけではなく、幸せな成功者になれる条件なのです。
穢れとは気が枯れることを言います。
だから、気が枯れると病気になるのです。
では、病気の兆しはなんなのでしょうか?
それは苦しい、悲しい、怒り、憂い、不安。
この様な感情です。
幸せになるには明るく、元気に、笑顔で。
これが幸せな成功者の条件です。
毎日を清らかに過ごす。
その姿が躾なのです。
つまり、躾とは自らが律すること。
その清らかな姿を子供達に見せることこそ子育てなのです。